カテゴリ:つらつらと( 17 )


2004年 11月 30日

朝日新聞って中国の新聞?

 最近ちょくちょく見かけるのが、例えば李肇星(リー・チャオシン)外相という表記の仕方だ。日本のODA削減、中国外相は「自国の力がよりどころ」中国の李肇星(リー・チャオシン)外相は27日云々とある。

 ググったところでは人民日報もこの表記方法を採っている。ということで人民日報から上のニュースに対応するニュースを見てみよう。日将终止对华经援 李肇星:没有援助中国照样行(日本がいずれ対中ODAを廃止へ 李肇星「援助がなくても中国は大丈夫だ」)のサブタイトルにちょうどこんなのが見つかった。小泉表示日本欲停止对华经济援助(小泉が日本は対中ODAを廃止したいと話した)

 さて、日本語と中国語の表記方法を比べてみよう。
   [日本語]李肇星(リー・チャオシン)
   [中国語]小泉
 ここでなにか引っかかるものを感じてほしい。

 構造を比較しよう。
   [日本語]日本語+(中国語の発音に近い表記)
   [中国語]中国語

 そう、日本語では中国語の発音に近い発音で読ませ、中国語では日本語の発音とは関係なく中国語読みのままだ。この中国に阿(おもね)った書き方はなんだ?互恵の原則から言えば、
   [日本語]日本語+(中国語の発音に近い表記)
   [中国語]中国語+(日本語の発音に近い表記)*例えば「小泉(Kouyizimi)」
あるいはすっきりと、
   [日本語]日本語
   [中国語]中国語
に統一すべきであろう。

 韓国とはこの取り決めがうまく機能していて、例えば
   [日本語]盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領
   [韓国語]코이즈미 수상または고이즈미 수상
 のように、基本的に原語の発音に近い自国語の発音で書き、また発音することになっている。

 人民日報が日本語を中国語の属語(今とっさに作った造語)のように扱うのは、ものすごく失礼だけど、より大きな問題はasahi.com。あんたら本当に日本人?母語までも粗末に扱うあんたらが、他の人や物や物事を大切に扱うとは思えない。もっと言うと、あんたらみたいのがニュースを発信することさえあつかましいぞ。
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by wowow_turk | 2004-11-30 17:43 | つらつらと
2004年 11月 09日

上海蟹

 ここのサーバが午前中にメンテ中で、更新する気がうせたので、先日食べた上海蟹の写真でごまかすことにしました。
 これは知り合いが昆山で上海蟹を飼育していて、それをもらったものです。夜になるとこの蟹たちがワサワサと陸に上がってくるのを捕まえるそうです。
 海鮮が弱点の上海で、蟹が食べられるのはうれしいのですが、やっぱり海に住んでいる蟹のあの空に抜けるようなさっぱりした味のほうがもっとうれしいです。
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by wowow_turk | 2004-11-09 17:25 | つらつらと
2004年 10月 14日

デジカメを買った

 買ったのはパナソニックのLUMIX DMC-FX7。中国でも浜崎あゆみのテレビコマーシャルをほぼそのまま流しているあのデジカメだ。4色から選べるが、下の写真のピンクブロンズを選んだ。ところでこの写真ちょっとぼけているが、パナソニックよ、ウェブページにはもうちょっといい写真を置いた方がいいぞ。



 さてこれまで使っていたのはKodak DX3500という古いデジカメで、調節可能な機能はほとんどない。液晶画面は小さい上に暗くてほとんど使い物にならない。でかくて持ち歩く気にならない。と、ないない尽くしであった。下の野暮ったいスタイルをみてくれたまえ。



 デジカメの進歩は早い。LUMIX DMC-FX7にはDX3500になかった機能がたくさんついている。その中でも光学式手ブレ補正機能というのがいい。もともとこの機能に惚れてLUMIX DMC-FX7に決めたくらいだ。遅いシャッタースピードでも実際にブレにくいのには感心した。
 撮影ガイドライン表示(下の写真)も水平を保つのに便利だ。



 カメラ本体のほかに256MBのSDカードと液晶の保護フィルムを買って、トータル3760元だった。円に換算してほぼ5万。
 値段よりも他に言いたいことがある。パナソニックよ、テレビコマーシャルを打つのもいいが、それより商品自体をもっとお店側に入れてもらいなさい。LUMIXを売っているところはごくごく少数しかなく、ピンポイントでLUMIXを買おうと決めた人以外は他のメーカーのカメラに流れることは必至だぞ。
 中国に進出しているメーカーは、中国支社に連絡をとっても埒があがらず、日本の本社に連絡するとすぐに改善されると聞く。それではこれから日本の方にメールでも入れるとするか。

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by wowow_turk | 2004-10-14 17:08 | つらつらと
2004年 10月 10日

書き言葉と話し言葉

 「スキル」は「技能」に、「DV」は再検討… というニュースのタイトルを見て何事かと思ったら
 官庁やマスコミで多用されている外来語の日本語への言い換えを提案している国立国語研究所の外来語委員会(委員長・甲斐睦朗同研究所長)は8日、第3回最終報告としてスキルを「技能」、マンパワーを「人的資源」とするなど32語の言い換え例を公表した。
 ということだった。

 そこで外来語委員のページを見てみると、この委員会は,公共性の高い場で使われている分かりにくい「外来語」について,言葉遣いを工夫し提案することを目的としています。との説明を見ることができた。さらに詳しい説明を知るために、国立国語研究所「外来語」委員会設立趣意書外来語・外国語の問題点をみてみると
 近年,片仮名やローマ字で書かれた目新しい外来語・外国語が,公的な役割を担う官庁の白書や広報紙,また,日々の生活と切り離すことのできない新聞・雑誌・テレビなどで数多く使われていると指摘されています。<>ところが,外来語・外国語の使用状況を見ると,読み手の分かりやすさに対する配慮よりも,書き手の使いやすさを優先しているように見受けられることがしばしばあります。
 さらに委員会の目指すところにも
 以上のような認識に立って,この委員会では,まず国の省庁の行政白書を,その後は新聞や雑誌など公共性の強いものを対象として,一般に分かりにくい外来語が使われていないか,使われていればそれに換えるべき分かりやすい言葉や表現としてどんなものがあるかを検討します。そして,それに基づいて個々の外来語に対する考え方やその言い換え例を含めた,緩やかな目安・よりどころを具体的に提案することを目指しています。
 とあることから、この委員会は書き言葉においての外来語を対象としていることがわかる。言語学を少しでもかじったことがある人なら常識だが、書き言葉と話し言葉はかなり異なるものなのだ。したがってここのところをはっきりしておく必要がある。
 したがって、「外来語」言い換え提案というのは明らかに誤りで、言い換えではなく「書き換え」と書き換えなくてはならない。

 次に利用の手引き
分かりにくい外来語とはとのサブタイトルがあり、ここに
 本提案では,分かりにくさの程度を知るための目安として,その外来語の意味が国民にどのくらい理解されているのか,すなわち語ごとの「理解度」に着目しています。国民各層に対する調査の結果から得られた理解度の数値が低ければ,その外来語は未だ定着が十分ではないと考えます。
 とあるので、この理解度についての説明をみてみると
 理解度は外来語の上に,国民各層に対する調査の結果に基づいて,語の理解度の段階を示す。
 とある。

 ではその調査とはいかなる方法をもってして実施されたのか見てみよう
 外来語定着度調査の詳細のページにその方法が詳しく書かれている。三つの調査に分けて行われたが、そのうちのA調査とB調査では
 あなたは、ここにあげた(1)から(30)の言葉を、聞いたこと、また見たことがありますか。
 と質問している。この書き方からすると、(1)から(30)まで言葉(単語)が列挙されていると思われる。
 そしてC調査では
 あなたは、コンピューターに関する言葉で、「ソフト」という言葉を聞いたこと、または見たことがありますか。
 と質問している。ということは、口頭で質問しているようだ。

 この委員会が対象としているのは、まず国の省庁の行政白書を,その後は新聞や雑誌など公共性の強いものであり、そこでは複数の言葉から一つの文が構成されている。したがって文脈の中に現れた言葉、ここでは外来語を調査すべきだ。言葉の列挙ではわかるものもわからなくなる。
 この文章を書いている画面の上部にブログ便利ツールというリンクがある。普段から普通に使う言葉だが、このツールというのを眺めていたら、何のことか急にわからなくなった。頭をひと振りふた振りして、あ、ツールだよ、英語のtoolだよ、とわれに返った。これは漢字やひらがなでも起こりうる現象だ。
 次に口頭で質問するのはこの委員会の主旨から見て間違っている。読み手の分かりやすさに対する配慮よりも,書き手の使いやすさを優先していると批判しているのだから、読み手の立場から調査すべきで、聞き手の立場に立っても仕方がないだろう。

 言葉に関する調査や研究は、言語学の基礎さえも知らない人たちによって執り行われることが多い、という印象があるが、マスコミなんかは調査はおろか報道にでさえそれが如実に現れる。この委員会はまさかそのようなことはないはずだが。

 国立国語研究所「外来語」委員会委員名簿を見ると、大学長をはじめとする立派な肩書きが並んでいる。

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by wowow_turk | 2004-10-10 16:39 | つらつらと
2004年 10月 09日

トラックバックをどんどん使いましょう

 関心空間というものを楽しんでいた時期があります。知らない人もいると思うので関心空間についてから一部分を引用すると
 『関心空間』は個々のユーザーが内なる関心をオンライン上に入力することで、互いの関心が意外なところでつながりを見せる構造となっています。あなたの関心事に触発された他のユーザーがあなたと情報を交換したいと思うでしょうし、あなたも他人の関心に興味を持つに違いありません。このように『関心空間』は自分の関心を通じて、新しい情報や人とのつながりをつくり、新たな関心を育む“循環の場” なのです。
 簡単に言うと、自分が関心を持つことと、他人が関心を持つこととの共通点を見出して、それにリンクを張っていく、という仕組みです。もしその相手も共通点があると考えた場合には相手からもリンクが張られます。

 具体的な例があるとわかりやすいので、Weblog定義(いまさら・・)というキーワードを見てみましょう。
 ここではm_um_u.という人がWeblogの定義について説明しています。そしてこのページの下の方にキーワードリンクというのがあります。そこの一番上に「Weblog定義つながり」と「WEBLOGつながり」という文字と曲がった矢印があり、さらにその下にWEBLOG (aaaaaaa)という文字があります。これは「Weblog定義つながり」という関連語を使ってm_um_u.という人が「Weblog定義(いまさら・・)」をaaaaaaaという人が書いた「WEBLOG」にリンクし、またその反対にaaaaaaaという人も「WEBLOGつながり」という関連語を使って「WEBLOG」をm_um_u.という人の「Weblog定義(いまさら・・)」にリンクしていることを示しています。これは相互リンクの例ですが、さらに下には一方通行のリンクも見ることができるはずです。

 ここでのポイントはAからBへリンクをした場合、Bの持ち主はリンクされたことを知ることができるということです。これがウェブページとは違う点です。ウェブページではメールで相手に知らせない限り、あくまでも自分サイドの行為に終わってしまいますから。

 さて自分はウェブサイトの管理人もやっているので、インターネットの動向には興味を持っています。しかし、ウェブログというものを初めて聞いたときには、「更新を簡単にした定型ウェブページの管理方法」ぐらいの認識でした。したがって自分で使ってみる必要を感じませんでしたし、それほど盛り上がるとは思えませんでした。
 ところが(ウェ)ブログという言葉がニュースに登場しない日はない、というほど注目を集めているようなので、先日たまたまgooでブログの説明を読んでみました。そしてトラックバックという仕組みを知ったのです。

 やっと本題に入りましたが、gooにあるトラックバックについての説明を見てみましょう
通常、自分のホームページでリンクを作るときは、自分のページから相手のページへとリンクが張られます。これとは逆の方向、つまり相手のページから自分のページへのリンクを作ってしまうのが、トラックバックのはたらきです。
 なるほど、ではここで関心空間、ウェブページのリンク、それにトラックバックとの比較をしてみましょう。
関心空間    自分サイドからリンク◎ 相手に通知◎ 相手サイドからリンク○
ウェブページ  自分サイドからリンク◎ 相手に通知▲ 相手サイドからリンク×
トラックバック  自分サイドからリンク○ 相手に通知◎ 相手サイドからリンク◎
  ○:ブログのシステム内で処理できる
  ◎:○の条件を満たし、かつ自分でコントロールできる
  ▲:ブログのシステム外でのみ処理可能で、かつ自分でコントロールできる
  ×:ブログのシステム外でのみ処理可能で、かつ自分でコントロールできない
 このように整理してみるとわかりやすくなります。gooの説明のとおり、トラックバックはまさに「相手のページから自分のページへのリンクを作」るという行為ですね。
 リンクを張るということは例えてみると、探検家がある場所に到達したことを他の人に知らせるために旗を立てるようなものです。たが関心空間とトラックバックでは旗を立てる場所が違っていて、前者は自分の庭に、後者は相手の土地に旗を立てます。変な言い方ですが、前者は内向的、後者は外交的と言ってもいいかもしれません。

 ウェブというものは情報を共用してこそその価値が増すと考える自分はトラックバックの仕組みの方がよりウェブ的だと思います。端的にいうと、自分の庭にいくら旗を立てたって他の人には気づいてもらえませんが(サーチエンジンのことは棚上げしてます)、相手の土地に旗を立てれば不特定の人の目にも留まろうってもんです。
 関心空間については、すばらしいシステムですが、情報を共用できる範囲がイントラネットに限られているので、なんとなく逼塞感があります。その点トラックバックシステムはgooだろうがライブネットだろうが、どこでも情報の共用できます。しつこく旗を立てる比喩を使うと、前者は一つの団地内で、後者は世界中にある団地間で情報の共用をしているといえるでしょう。

 「トラックバックを使う際のエチケット」みたいなものをどこかで見かけましたが、なんとせせこましいことを言っているんだ、と思いました。自分は、例えば山形浩生のリンクするなら黙ってやれ!という主張に魅力を感じます。最初の二行を引用すると
 リンクを張らせろとかいうしゃらくせぇメールはよこすなバカ野郎! ケチなんかつけねーから、どこへでも黙ってさっさと張れ!
 すばらしい主張です。

 これまで何日かブログを使ってみたんですが、トラックバックを使っていない人が多いようです。トラックバックのないブログなんて、ミルクが入ってないミルクティーと同じです。ブログが持つパワーを発揮させるためにも、みなさんどんどんトラックバックを使いましょう。


 スパムメールならぬスパムトラックバックが登場する可能性は大ですが、だからといってトラックバックを使わないという理由にはなりません。「スパムメールが氾濫してるから、私はメールを使いません」と言っても説得力はありません。

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by wowow_turk | 2004-10-09 16:36 | つらつらと
2004年 10月 06日

サボテン

 Take it easyのさぼてんを読んで以前働いていた会社の机を思い出した。

 台北駅の近くに予備校が集まった道があるが、その道の末端にあるビルの19階(だったかな)がオフィスだった。一応プログラマーの端くれということになっていた自分の机には、左からPowerMacintosh B&W G3、17インチディスプレイ、17インチディスプレイ、Wintel PC 800MHzと並んでいた。これだけ並べても机にはまだ余裕があったのだから、思うに大きい机だったのだろう。

 IT企業ということもあり、オフィスにはコンピュータが所狭しと並んでいた。そして輻射というのはコンピュータからも発生するが、それ以上にディスプレイからも発生し、身体に悪影響を及ぼすと言われていた。

 その頃付き合っていた彼女が、サボテンは輻射を吸収するんだと言って小さいサボテンをプレゼントしてくれた。自分はそれを二つの17インチディスプレイの間ぐらいに置くことにした。

 その後その彼女と別れ、さらにその後この会社を離れ、コンピュータ関連の雑誌社に席を移した。サボテンはもとの机に置いたままで。

 しばらくして以前の同僚から連絡があった、「あのサボテンは枯れてしまった」と。


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by wowow_turk | 2004-10-06 16:30 | つらつらと
2004年 10月 05日

韓国の空港バスのにおい



 記憶ははっきりしないが、あれは初めて韓国に行ったときのことだったか、空港バスに乗りこんだ瞬間に吐き気をもよおした。
 強烈なにおいだった。キムチのにおいというよりニンニクのにおいだと思う。ニンニクのにおいはバスの中に充満し、それだけでもつらいのだが、隣に座っているおっさんはバスの中のニンニク臭をよりひどいものにすべく、ニンニク臭の詰まった空気を吸い込み、空気中のニンニク臭の比率をより一層強化させたくさい息を吐き出していた。そのおっさんのみならず、自分とたまたま一緒に乗り合わせたドイツ人以外のおそらく全ての乗客がその共同作業にいとまがなかったのであろう。
 初めての韓国、しかも太陽はとっくに西の空から顔を消してしまっているのだ。ここで降りたらソウルにたどり着けるかどうかも怪しくなる。
 できるだけ呼吸を浅くし、口で息をすることしばし、空港バスはようやくソウルの町に到着した。

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by wowow_turk | 2004-10-05 16:28 | つらつらと