うねり

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2005年 01月 09日

「外地人」への制限

  从购房到购车―― 还有多少户籍限制需要打破
 (住宅の購入から自動車の購入まで さらにいくつの戸籍による制限を取り払わなければいけないのか)
 戸籍というものがある国はごく少数に限られている、ときいたことがあります。中国は戸籍に関しての制限が非常に強く、農村地帯から都市部に戸籍を移すのは夢のような話です。戸籍がなければ都市部で働くのは肉体労働にほぼ限定されてしまいますし、子供の教育にも支障をきたします。

  据报道,北京市将出台一系列旨在推动车市升温的利好政策,其中一个是将取消外地人在京购车的户籍限制。
 (報道によると、北京は自動車マーケットを活性化させるための政策を採る予定のようだ。そのうちの一つが外地人が北京で自動車を購入する際の制限を取り払うことだ。)
 外地人というのは戸籍上、そして心理的にも「よそ者」という意味で使われます。いやな中国語の一つです。

  这个消息对在北京想买车的外地人来说,应该是一个好消息。在以前,外地人要在北京购车上牌,只能“借”北京人的名义,或通过公司的名义上牌。
 (このニュースは北京で自動車を購入したい外地人にとっては明るいニュースであるはずだ。以前は、外地人が北京で自動車を購入し、ナンバーを申請するには、北京の地元の人の名義を借りるか、会社の名義を使うしかなかった。)
 で、名前を貸して、その相手が交通事故で誰かを殺したあとで逃げてしまい、その罪を負わされるケースが頻繁に起こっていました。ある事情があって調べたことがあるのですが、基本的に中国では所有者=使用者となっていて、事故を起こした人が見つからない場合、所有者が全責任を負うことになります。

  为了发展市场而打破户籍限制,这在以前并不鲜见。房地产市场遇冷的时候,才允许外地人来购房;电话和手机已经在本地普及,市场资源有大量剩余的时候,才对外地人开了口子(现在办理ADSL业务,外地人可以申请预付费安装,可是,让人不明白的是,即使“先付费后使用”这样毫无风险的业务,外地人可以申请的网速只有512K,而本地人却可以办理1M网速的业务);就连外来务工证,也是在人员流动已经正常,毫无限制必要的时候才废除的。
 (マーケットのために戸籍の制限を廃止することは以前にもよく見られた。不動産市場が低迷したときに、外地人の不動産購入を廃止したり、電話や携帯電話が普及し、マーケットにだぶつきが出てから、ようやく外地人にマーケットを開放したり(現在ADSLを申請する際、外地人も費用の先払いができるが、費用の先払いというリスクがない業務さえも、外地人は512Kbしか申請できず、地元の人は1Mbの申請が可能だ)、外来就業証でさえ、流動人口が一般化し、制限が全く必要がなくなってからようやく廃止された。)
 512Kbというのは上りではなく、下りのスピードです。ここ上海でもADSLの下りは2Mbが最高です(涙)。

  还需要追问的是为外地人购车设置门槛有没有法律的许可。按照行政许可法的要求,禁止一部分人在某地购买某种流通商品,这样的政策是不适当的。我们知道,在行政许可法正式施行前,有关部门已经对不适合法律要求的行政许可进行了清理和废除,但是这样的规定不知怎么就能延续至今。
 (さらに考えなければならないのは、外地人が自動車を購入する際に制限を設けるのは法律に照らして妥当か、ということだ。行政許可法の規定によれば、一部分の人がある地域である流通されている商品の購入することを禁止することは妥当でない。行政許可法が正式に施行される前に、関連部門が法律の規定に会わない行政許可に対して整理と廃止を行ったはずだが、このような規定がなぜか今日まで生き残っている。)

  我们一直在惶惑,为什么“外地人”的烙印如此深刻地影响着一个政府决策。当外来务工证废除时,我们高兴过;当进城农民工子女可以进入公办学校读书时,我们也高兴过;现在,我们不知道是不是高兴,也不知道这样的“高兴事”还有多少―――什么时候能一下子对所有的针对外地人的规定来个彻底的清理,打破门槛一步到位呢?
 (我々にはどうしてかよくわからないのだが、なぜ外地人の烙印がこれほどまで深刻に政府の政策に影を落としているのか。外来就業証が廃止されたとき、我々は喜んだ。都市部にやってきた農民の子供が都市部の学校に通えるようになったときにも、我々は喜んだ。今、我々は喜ぶべきなのかわからない。そしてこのような「喜び」がまだいくつ残っているのかもわからない。外地人に対する規定が徹底的に廃止されるのはいつの日なのか、それもわからない。)
 この記者はおそらく外地人で、外地人だからこそ、ここまで突っ込んだ記事が書けるのでしょう。

 さて、以前船原長生さん国際人権規約についてコメントしてくれたことがあります。この規約は社会権規約(経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約)自由権規約(市民的及び政治的権利に関する国際規約)の二つから成り立っています。
 後者から引用しますと
第十二条

1 合法的にいずれかの国の領域内にいるすべての者は、当該領域内において、移動の自由及び居住の自由についての権利を有する。

2 すべての者は、いずれの国(自国を含む。)からも自由に離れることができる。

3 1及び2の権利は、いかなる制限も受けない。ただし、その制限が、法律で定められ、国の安全、公の秩序、公衆の健康若しくは道徳又は他の者の権利及び自由を保護するために必要であり、かつ、この規約において認められる他の権利と両立するものである場合は、この限りでない。

4 何人も、自国に戻る権利を恣意的に奪われない。

 ということで、中国は明らかにこの規約に則っていません。ですからここにあるように、批准されていないのは当然ですが、自分が守ってもいない規約に中国が署名したのはなんと1998.10.5。図々しいというかふてぶてしいというか。

 それにしてもここの検索は使えません。コメント部分に関して検索が効いてません。gooのブログを検索するのにgoogleのお世話にならざるを得ないのは、ちょっと情けないぞ。

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by wowow_turk | 2005-01-09 18:25 | 中国のニュース


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